梅・桜を楽しむ:阿佐ヶ谷駅から羽根木公園へ (027)-10.5km

[区間1] JR中央線・阿佐ヶ谷駅―信号「杉並警察署前」―成宗さくら公園―善福寺川緑地入口―五日市街道横断 (尾崎橋)―和田堀公園 和田堀池―大宮八幡宮北参道―大宮八幡宮拝殿

阿佐ヶ谷駅南口

阿佐ヶ谷駅の改札口は1つで、改札口を出て右側が南口です。駅前ロータリーに向かって左側を見ると、阿佐谷パールセンター商店街のアーケードが目に入ります。

パールセンター商店街

このアーケードは、天の川をイメージしているようです。新暦8月7日を中日として、5日間開催される「阿佐谷七夕まつり」は、1954年(昭和29年)にはじまり、毎年、たくさんの見物客が集まります。残念ながら2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止になりました。

アーケードを進んでいくと二股に分かれ、右へ行くと青梅街道にぶつかります。

信号 「杉並警察署前」(①) で青梅街道を渡り、狭い道路を直進します。この道は、コミュニティバス「すぎ丸くん」が浜田山駅-阿佐ヶ谷駅を結んで往復しています。坂を下る (②) と、「プラウドシティ阿佐ヶ谷」の低層マンション群 (③) が正面に見えます。プラウドシティ阿佐ヶ谷については、3つの川(善福寺川 神田川 玉川上水)を歩く:阿佐谷駅~井の頭公園 (076) のなかに説明があります。

善福寺川緑地入口

その手前の成宗さくら公園 (③・④) を斜めに突っ切り、右前方のセントラルC棟 (④) をまわりこんですすみ、左側に見える4階建ての手前を左折 (⑤) すると、善福寺川緑地公園に出ます (⑥)。

善福寺川と善福寺川緑地の桜
2018年の桜

南に向かい、川沿いを歩きます。
このあたりはサクラの名所です。

のびのびと枝を伸ばした桜が、枝いっぱいに花を咲かせます。

川岸のどちらを歩いてもサクラはきれいですが、右岸のほうが緑地が広がっていて、お花見のころは花見客でにぎわいます。

右の写真は、2018年に撮った桜の写真です。

五日市街道横断 (尾崎橋)
五日市街道を信号で渡る。

広い通りにぶつかります。尾崎橋で善福寺川をまたぐ五日市街道です。
五日市街道は、東京メトロ丸の内線・新高円寺駅付近で青梅街道から分岐し、あきる野市に至る全長約52kmの都道です。江戸時代初期は伊奈道と呼ばれ、その後、五日市道、青梅街道脇道、江戸道、小金井桜道、砂川道などと呼ばれてきました。
五日市街道を横切り、善福寺川沿いの遊歩道を歩きます。川に沿ってサイクリング道があります。一帯は善福寺川緑地公園として整備されています。
川の両岸を歩けますが、左岸のほうがゆったりしています。小規模ですが、梅林もあります。

和田堀公園 和田堀池

遊具のある広場を過ぎると和田堀公園です。派手な色で目立つ「釣り堀」が見えます。
その先に、和田堀池があります。

つり堀は、この入口の奥にあります。右は和田堀池で、釣り堀ではありません。

50年以上前、この池に貸しボートが浮かんでいたとは想像できないでしょう。
いま池の周りは、大きな望遠レンズを持ってカワセミなどを撮影しようとする人たちを見受けます。

ここから善福寺川の右岸へ渡り、大宮八幡宮に向かいます。


昔は大雨が降ると、善福寺川沿いではあちらこちらで氾濫しました。そのため「調節池」を数か所につくり、あふれた水を貯められるようにしています。すでに近くにも調節池ができていますが、ここにも「和田堀公園調節池」が工事中です。工事現場を迂回して対岸へ渡るために通路が複雑なので、標識に気をつけてください。
対岸の崖は高さ約10mあって、一帯は松林になっています。
この高台から弥生時代の遺跡が発掘されました。古代から人々が生活を営んでいたことがわかります。

大宮八幡宮

大宮八幡宮には北参道から入ります。
大宮八幡宮は、源頼義が奥州の乱(前九年の役)を平定して凱旋のおり、1063年に建てた神社です。かつては武蔵国三大宮の一つと称されていました。詳しい由緒等は、大宮八幡宮のホームページ をご覧ください。

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