カタクリ・サクラ・湧水の白子川中流域を歩く:大泉学園~和光市駅 (507)―10km

507-カタクリの花

区間ごとのコース説明

[区間1]  大泉学園駅~中里泉公園

この区間のなかばに、 高倉健主演の『網走番外地シリーズ 』 や 『 昭和残侠伝シリーズ 』 などが撮影された東映東京撮影所があります。 1935(昭和10) 年 に開所し、1951(昭和26)年に東映東京撮影所となったスタジオでは、数々の映画が撮影されました。いま敷地内には、大型商業施設「プラッツ大泉」、その向かいにシネマコンプレックス「T-JOY大泉」が出来ています。

妙延寺

日蓮宗の倍光山妙延寺では、幕末から寺子屋教育が行われ、明治7(1874)年、区内最初の私立明倫学校(練馬区立大泉小学校の前身)が開設されました。

途中の路地に沿ってある、小さな寺院と、大きな桜の樹
東映 東京撮影所
大型商業施設「プラッツ大泉」
東映東京撮影所
びくに公園 

周囲より約4m低くなった敷地が「びくに公園」です。ここは練馬区立の多目的運動場で、広場の一角には有料のテニスコートもあります。
ここには、もうひとつの名称「比丘尼橋上流調節池」があります。隣接している白子川中流部の治水安全度を高めるために整備された調整池です。大雨で白子川の水位が上がり洪水の危険があるとき、この調整池に水を流します。
脇には、関越自動車道へ通じる大泉高架橋、東京外郭環状道路大泉ICの巨大なドーナッツ状建造物がそびえ、異次元空間に来たかの錯覚を感じます。

大泉JCT
(左)白子川の水位が上がると、(左)開けられた空間から川の水が比丘尼橋上流調節池に流れ込む。
信号「大泉学園インター」を右へ(①)、目白通りに沿って歩き、信号「比丘尼」の横断歩道を左折(②) し、高架橋をくぐる (③) 。
精進場稲荷神社

昔から豊島郡土支田村下屋敷精進場の鎮守社として祀られていましたが、明治の末に近くの氷川神社に合祀されました。その後、地域集落一帯に悪疫が流行し、その災疫を除くため昭和9(1934)年に元の地(現在のところ)に戻ったそうです。

弁天池跡
白子川

新河岸川へと合流する一級河川・白子川の「源流」は、練馬区立大泉井頭公園として整備されていて、「一級河川 白子川 上流起点」という表示が掲げられています (「三宝寺池と白子川源流を歩く:井荻駅から大泉学園駅まで(095) -10km」参照)。井頭公園から上流も存在し、西東京市では新川と呼ばれています。
全長10㎞と短い河川ですが、なかなかの暴れ川のようで、川の流れは両岸を侵食して河岸段丘となり 5~10 m程度の崖地を形成しています。
白子川が目白通りを横切る比丘尼橋周辺では、洪水を一時的に貯留し水害を軽減する比丘尼橋上流調節池比丘尼橋下流調節池が出来ています。
これから白子川に沿って下流へ歩いて行きますが、右岸も、左岸も、途中で歩行者も通行止めになる箇所があります。Googleマップに印したコースを参考にお歩きください。

白子川の両岸に「大泉橋戸公園」があります。左岸大泉橋戸公園 の下は、調整池が作られています。
大泉橋戸公園

白子川の左岸を歩いていくと、「この先、行き止まり」の表示があります。行けるところまで行くと、通行止めの柵があります。左側の6段あるステップを上り、いったん川から離れますが、すぐ鋭角に川に戻る道があります。
向下橋を渡った左側が「あかまつ緑地」です。

練馬区立あかまつ緑地
練馬区立 中里泉公園
白子川の遊歩道から十数段の階段を上ると、湧水の泉があります。川には戻らず、左側の出口から一般道に出て、長久保道に向かいます。

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