尾根緑道と小山田緑地:多摩丘陵ハイキング (105)-15km

[区間]  中央広場から尾根緑道の終点まで遊歩道を歩き、町田市大賀藕絲館、町田市考古資料室に寄って、小山田緑地へ

小山田緑地

尾根緑道 中央広場―日本キリスト教団 桜美林教会―尾根緑道終点―町田市大賀藕絲館―町田市考古資料室―ハス田―小山田緑地入口―大泉寺―小山田緑地入口―みはらし広場―小山田緑地・あずまや

地理院地図にコースを描いた。

中央広場を出発すると、尾根緑道の遊歩道は、やがて緩い下り坂になっていきます。桜並木が見えてきたら、尾根緑道の終点です。この緑道が戦車のテストコースとして「戦車道路」と呼ばれていた時代は、二度と来てほしくないと思いました。

尾根緑道終点の隣に、「町田市大賀藕絲館」があります。「藕絲」って読めましたか? 「ぐうし=蓮から出来た糸」です。
ここは、社会福祉法人 まちだ育成会が運営するハンディキャップのある方たちが働く施設です。大賀ハスから藕絲をとり、製品をつくっています。詳しい紹介は「社会とつながる喜びの輪の中で【大賀藕絲館(おおがぐうしかん)】」(介護仕事百景 > 施設・事業所一覧 > 町田市大賀藕絲館(おおがぐうしかん)) をご覧ください。

町田市考古資料室は、小ぢんまりとした博物館ながら、このあたりから発掘された興味深い縄文土器が陳列されていて、無料ですし、ぜひお立ち寄りください。トイレもあります。

町田市考古資料室から坂をくだっていくと、田んぼの真ん中に、小さな祠と鳥居の小山田神社が見えてきます。田んぼは、大賀藕絲館が管理してる大賀ハスの「ハス田」でした。夏、ハスの花がきれいに咲くそうです。
ハス田の先を流れている小さな川は、鶴見川です。その向こう側にこんもりとした丘が見えます。これから向かう小山田緑地です。
小山田緑地への登り口は、まっすぐ北に進んだところにもありますが、大泉寺に寄ってから向かいたいので、鶴見川に沿って西(上流)へ歩きます。300mちょっと行ってぶつかる広め(幅10m)の道路を右折し、東京都道155号 町田平山八王子線を信号で横断し、さらに西(左)に進むと、斜めにはいる道があります。ここを入れば、小山田緑地入口はすぐです。

大泉寺へ立ち寄られる方は、小山田緑地入口からオプションコースを進んでください。大泉寺に寄って、再び小山田緑地入口に戻ってきます。

小山田緑地入口 から高度差40mの坂道を登っていくと、開放感がいっぱいの、のどかな景色が広がります。 みはらし広場 からは、晴れていれば、富士山が見晴らせます。小山田緑地の詳しい案内は、公益財団法人 東京都公園協会 > 小山田緑地 にあります。
中央部の窪地に降りて、 小山田緑地・あずまや で休憩しましょう。
この窪地のあたりは、中世の牧場でした。

下の説明文が掲げられていたところは、地図33「よこやまの道分岐」のあたりで、このコースも終わりのころでした。
この説明を読んでから小山田緑地の「みはらし広場」に立つと、平安時代の牧場だったころのことが、頭に浮かんできそうです。

オプション2:小山田緑地入口―大泉寺―小山田緑地入口

大泉寺山門
地理院地図にコースを描いた。

大泉寺は、小山田有重の居城があったと伝えられています。城址は、本堂の裏手の山のなかにあるようです。。

大泉寺の説明(この 説明文は、地図33「よこやまの道分岐」のあたりに掲示されていました)


金かつて流鏑馬や馬駆け行事が催行されたという長い参道は、深い山に分け入っていくような趣があります。
大泉寺の裏は、かつては小山田城があった「補陀山」です。
大泉寺は、いつまでも往時をしのばせる景観を保てるよう「阿羅漢様」を安置し、この補陀山を護っていくとのことです。

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