「自分が感染しない、そして、他人を感染させない散歩」について

青空

 (補足) 2022年7月:感染第7波のなかで

きょう2022年7月24日(日)、東京都の新規感染者数は2万8,112人で、1週間前の日曜日の1万7,790人から1万322人増加し、日曜日としては過去最高を更新しており、急増傾向がつづいています。
こうした状況で、本ページの閲覧数も増えています。
以下の文章は、新型コロナウイルスが流行し始めた2020年4月21日( 最終更新日時 : 2020年5月29日)に書いたものです。あれから2年以上たち、新型コロナウイルス感染予防に関する事情に変化したこともあります。たとえば、

  • 新型コロナウイルスに対する知見が深まった
  • 人々の新型コロナウイルス感染症に関する理解が広がった
  • ワクチンや治療薬が開発され、ウイルスと闘う武器ができてきた
  • テレワークなど社会の仕組みに一部変化が生まれている
  • コロナウイルス自体が変化し、新たな変異株への置き換わりが起こっている

などの変化があります。これらの変化、新たに得られた医学的知見を取り入れて、私たちの行動も、過剰な予防措置をとることなく、より安全さを求めて変化させていきたいと思います。以下の文章には、現時点としては過剰な予防措置と思う部分もありますが、基本的なところは引き続き有効だと思っています。
ぜひ、参考にしていただき、皆様が安全にウォーキングをつづけ、健康な体でいられることを願っております。

自分が感染しない、そして、他人を感染させない散歩

新型コロナウイルスの感染をくいとめるために、みな外出を自粛し、ステイホームを励行されておられることと思います。

でも、家に閉じこもっていると、体がおもく、気もめいってきますね。
緊急事態宣言のもと、不要不急の外出を控えるよう要請されていますが、散歩の自粛までは要請されていません

とはいえ、散歩する方が特定の公園や遊歩道に集まってしまったら、開放空間ではあっても、密集・密接空間をつくり、感染リスクを高めてしまいます。

では、どうしたら「自分が感染しない、そして、他人を感染させない散歩」ができるか、考えてみました。
皆様にも、いっしょに考えていただけたらと存じます。

感染防止のために推奨されていること

感染防止として、次の3点が強調されています:
 1) 「三密 (密閉空間、密集場所、密接場面)」を避ける。
 2) 手洗いをする
 3) マスクをかける。

新型コロナウイルスの特徴

まず、今回の感染症は、

 a) 感染力が強い
 b) 発症前でも強い感染力がある
 c) 感染しても無症状の人が多い
 d) 重症率・死亡率が高い

といった特徴があるようです。

 a), d) から、非常に怖い感染症だと言えます。
 b),c ) から、だれが感染しているか分からない、と言えます。自分が感染しているかもしれない、ということを意識して、他人を感染させない行動も大事です。

感染経路は、

 e) 患者と濃厚に接触することによる飛沫感染
 f) ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染

と言われています。

では、具体的にどうしたらいいでしょう?

道端で

「三密 (密閉空間、密集場所、密接場面)」を避けるには?

密閉空間を避けるには、

  • 公共交通機関を利用して遠出する散歩は、密閉空間・密集場所を通るリスクがあります。近場の散歩をおすすめします。
  • 散歩の途中や歩き終えて休憩所などに立ち寄りたくなりますが、じゅうぶん気をつけましょう。

密集場所を避けるには、

  • いわゆる「散歩コース」には、散歩をする人が集まります。このような散歩コースや遊歩道の道幅は狭いところが多く、人と人との間隔(2メートル以上)をとりにくい場合が多いです。
  • このようなコースにはジョギング楽しんでいる方も多く、すれ違ったり追い越されることがよくあります。しかし、マスクを着用してジョギングされている方は少ないようです。2メートル以上の空間を確保できるような道での散歩をおすすめします。
  • 広い幹線道路の歩道、バスが通るような道路の路側帯は、歩行者が歩ける部分の道幅が狭く、歩行者も多く、自動車の通行があって人と人との間隔(2メートル以上)をとりにくい場合が多いです。
  • 散歩するときは、人通りが少なく、すれちがう人がいても間隔(2メートル以上)を確保できる道幅がある道路を選んでみましょう。
  • 信号のある交差点(とくに幹線道路が交わるところ)は、人が密集しやすいです。どうしても通過しなければならないときは間隔(2メートル以上)を確保しましょう。

密接場面を避けるには、

  • 一人で、あるいは家族とだけで散歩しましょう。お友達と一緒に散歩する習慣があっても、いまは、やめましょう。お友達に感染させた場合も、お友達から感染した場合も、気まずい関係になります。
  • 道で知り合いに会っての「井戸端会議」をよく見かけます。おしゃべりは楽しいですが、感染リスクは高いです。お互い、いやな思いを生じさせないように気を付けましょう。

接触感染に気をつける

  • 散歩に出かけて帰るまで、何かに触っていませんか? ベンチ、柵、トイレの扉など、接触による感染リスクがあります。
  • 買い物頻度を減らして接触機会を少なくするため、ペットボトルやお菓子などは自宅から持参しましょう。

気持ちは、ゆったりと。

道端で

気をつけることが多くてストレスになりますが、ふだんの「散歩コース」を外れた散歩道で、新しい発見を見つけながら歩かれてはいかがですか? たとえば、

  • 表札を見ながら読めない難しい名前を探すとか、
  • 道端の小さな花を見つけながらとか、
  • ユニークな住宅を見つけるとか、
  • 玄関ドアの形を見比べるとか、、、。

つまらない「発見」でも、それなりに面白いですよ。
見つけた「発見」を教えてください。
そして、このサイトで紹介しているコースをながめて、感染が終息したら出かけてみたいウォーキングのコースを調べてください。

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