みゆき食堂

ウォーキングの楽しみのひとつは、終了後の一杯だ。
とりわけ柳瀬川を歩いた日は、快晴で、気温が32度。冷たい飲み物で喉を潤したい気持ちが満開だ。
コース終点の西武新宿線・清瀬駅周辺で、夕方4時ごろでも開いているお店は、あらかじめGoogleMapで数軒、マーキングしてある。
駅北口は大型スーパーや、ビルが立ち並び猥雑感がなさそうなので、南口まで行ってみることにした。一転して南口はビルがほとんどなく、商店街が南に向かって伸びている。

清瀬駅南口向かったのは、「みゆき食堂」。ここは、12時から開店している。というのは、名前のとおり大衆食堂だから、昼のランチから営業していて不思議はない。ガラス戸から中をのぞくと、集会所などにおいてあるような4人掛けのテーブルが並んでいて、ご飯ものを食べている人が見える。ほんとうに、飲み物メインでもいいんだろうか? 逡巡しつつ、店内にはいった。
結論から書くと、みゆき食堂のひとつの顔は、定食メニューが豊富な「食堂」。もうひとつの顔は、昼から飲める「居酒屋」だった。
しかも、帰宅して食べログなどをのぞいてみたら、ここは、テレビ東京《孤独のグルメSeason4 第1話「東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ」》で、2014年に放映されたところだった。
そればかりか翌2015年、BS-TBSの人気番組《吉田 類の居酒屋放浪記――#689 清瀬「みゆき食堂」》でも放映された、超有名店だった。
それとは知らず、店内をみまわすと、壁という壁に、メニューがびっしり貼ってあり、目移りがして何を注文していいのか、とまどうばかりだ。
定食メニュー

玉ネギのフライ

食塩のビンと比べると、大きさが分かります。

とりあえず、生ビールを頼み、まわりのお客さんが何を食べているのか観察し、壁貼りメニューと照合し、……を繰り返し、やっと決めたのが、枝豆、玉ねぎフライ、肉ジャガ。

枝豆

茹でたてで、味がある

落ち着いて、改めて店内を眺めると、奥の半分ぐらいのテーブルは、常連さんたちの定席のようだ。ふらっと入ってきて、やあやあ、と言いながら空いている椅子におもむろに腰掛け、お酒を注文している。手前のテーブルは、定食やお蕎麦などを食べている人、それにわれわれのように、酒を求めて入ってきた一見さん。

肉ジャガ

ジャガイモは、煮崩れしていない。かなりのボリュームでした。

追加注文したホッピーセットの1杯めがなくなっても、注文したつまみを持ってきてくれない。このままではツマミなしで、さらに1杯飲んでしまうと心配していたころ、出てきたつまみは、いずれも、出来立ての温かさ。枝豆はいい硬さに茹で上がり、直径8センチぐらいある玉ねぎの輪切りフライは熱々、肉ジャガは、注文が入ってから皮をむいて豚肉・玉ねぎとともに煮はじめたような素朴な料理。いずれも2人分は優にあるボリューム。味もいい。
2人でホッピーセット+中2を飲み、ツマミも食べて、2人で2,300円。大満足でした。

追記】なんと、みゆき食堂は2019年2月1日(金) 放映、BS-TBSの《おんな酒場放浪記――#403清瀬「みゆき食堂」(🍺倉本康子)》でも取材されました。「料理を頼めばそのボリュームに驚き、ホッピーを頼めば焼酎の量に驚く」というレポートです。

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