カタクリが咲く雑木林と里山歩き:野山北・六道山公園(036)―9.5km

六道山公園展望台から

コースの特徴

  • 瑞穂町の郷土資料館、里山民家、コナラ・クヌギなどの雑木林と谷戸のたんぼ、丹沢・富士山を望む展望台、温泉など、身も心もリフレッシュする見どころが、たっぷりです。
  • 3月末から4月の初めにかけて、さやま花多来里の郷では20万株以上、市立野山北公園では2万株のカタクリが、可憐な紫色の花を咲かせます。また、コースのあちこちで、ロウバイウメソメイヨシノヤマザクラ十月ザクラをはじめ、四季を通してさまざまな山野草の花、モミジを見ることができます。
  • コースの中心部は「都立野山北・六道山公園」で、ゆるいアップダウンのある、緑いっぱいで気持ちのいい遊歩道を歩きます。六道山公園には高さ13メートルの展望台があり、晴れていれば富士山や秩父連峰、新宿方面が見晴らせます。この一帯は、雑木林と谷戸の組み合わせで豊かな自然が残された都立では最大の都市公園で、昔懐かしい「里山」を復元しています。
  • コース途中にはトイレが整備されていて、さいごに「村山温泉かたくりの湯」で汗を流すこともできます。

コースの概要

JR八高線・箱根ヶ崎駅―残堀川上流端―狭山池公園―厳島神社―さやま花多来里(かたくり)の郷 入口―瑞穂町 郷土資料館 けやき館―耕心館―信号「狭山神社下」―浅間神社―お地蔵様―三角点広場 ―狭山懸橋 ―狭山懸橋広場 ―遺跡広場 ―出会いの辻―六道山公園展望台―里山民家―少飛の塔―赤坂駐車場/赤坂谷戸―展望台―野山北・六道山公園インフォメーションセンター (管理所)―六地蔵―カタクリ群生地―村山温泉 かたくりの湯

コースの地図

コースの区間距離

ポ  イ  ン  ト 区 間 距 離 累 計 距 離
[区間1] 箱根ヶ崎駅 (標高141メートル)    
 残堀川上流端・狭山池公園(サクラ 661m 661m
 厳島神社 345m 1,006m
 さやま花多来里の郷 入口(カタクリ群生地) 300m 1,306m
 瑞穂町 郷土資料館 けやき館 571m 1,877m
[区間2] 耕心館 60m 1,937m
 信号「狭山神社下」(142メートル) 390m 2,327m
 浅間神社 (176メートル) 608m 2,935m
 お地蔵様 274m 3,209m
 三角点広場 (194メートル) 590m 3,799m

[区間3] 六道山公園展望台サクラ)(192メートル)

905m 4,704m
 里山民家 (137メートル) 1,110m 5,814m
 少飛の塔 (133メートル) 460m 6,274m
[区間4] 赤坂駐車場/赤坂谷戸 1,110m 7,384m
 野山北・六道山公園インフォメーションセンター ( 管理所) 785m 8,169m
 六地蔵 (163メートル) 164m 8,333m
 野山北公園 (市立) カタクリ群生地・水バショウ 561m 8,894m
 村山温泉 かたくりの湯 (130メートル) 405m 9,299m

コースの写真

036-カタクリが咲く雑木林と里山歩き:野山北・六道山公園 をご覧ください。

区間ごとのコース説明

[区間1]  箱根ヶ崎駅~耕心館

JR八高線・箱根ヶ崎駅東口を出発する、ほぼ平坦な この区間は、3月下旬から4月にかけて、カタクリ、サクラの花が咲き、花を観賞する人びとでにぎわいます。

残堀川と狭山池公園

車道から狭山池公園に至る残堀川沿いの100メートルちょっとは、サクラ並木の土手です。立川市で多摩川に合流する残堀川は、狭山池公園を源としています。
ここには「蛇喰い次右衛門」の話が残っています。

今の狭山池が「筥 (はこ) ノ池」と呼ばれていた、約350年前の江戸時代の話として残っている伝説である。
百姓だった次右衛門がその池で水浴びをしていたところ、小さな蛇が絡みついてきた。必死に放そうとしたが、更に締め付けてきたので、力持ちの次右衛門はその蛇をつかみ、噛みついた。途端に空は大荒れとなり、小さな蛇は大蛇となり、傷口からは血が七日七夜流れ出た。池は血で染まり、その水の流れで出来た川が、蛇に掘られた川との意味で「蛇掘川」となり後に今の「残堀川」になったと言う。

――瑞穂町観光情報サイト > みずほの歴史 > 史跡 > 蛇喰い次右衛門のモニュメント より

狭山池公園には3つの池があり、カワセミ、カルガモなど数多くの野鳥が来ます。筥の池の島には厳島神社がまつられています。また、50本のソメイヨシノ、3本の十月桜が植えられ、桜の名所です。

さやま花多来里 (かたくり) の郷

ここは、20万株以上のカタクリの大群生地です。3月下旬から4月上旬にかけて、約3,000平方メートルの北斜面一面に、薄紫色の可憐なカタクリの花が咲きそろいます。鑑賞用ウッドデッキも整備されています。カタクリの開花状況は、町観光情報サイト「いってんべぇ~みずほ」をご覧ください (サクラの開花状況も、「いってんべぇ~みずほ」のサイトの中から見ることができます)。
カタクリの大群生地に育てたのは、この地の前所有者・宮崎家の方々で、40年にわたって下草刈りなどの手入れをつづけてこられました。
カタクリ以外にも、ヤマツツジヤマユリヤマアジサイオミナエシヒガンバナフクジュソウウメなど、年間を通してさまざまな花が咲き、モミジも見られます。
入園無料、開園時間は、3月から10月は午前9時から午後5時まで、11月から2月は午前9時から午後4時までです。

) 「日光街道」は、 八王子から日光へ至る脇街道で、「千人同心街道」と呼ばれました。江戸時代、甲州街道の宿場・八王子を拠点とした八王子千人同心が日光勤番のために整備しました。

瑞穂町郷土資料館 けやき館

敷地内にケヤキの大樹がそびえたつ「けやき館」は、平成26年(2014)11月に開館し、瑞穂町の歴史や文化、自然について知ることができます。狭山丘陵の雑木林のジオラマや旧石器時代から現代までのあゆみ、多摩だるまの作り方や村山大島紬の歴史・製作工程、殿ヶ谷山車などを展示している常設展示のほか、企画展も行われます。訪れたときは「みずほ染め織り作品展」が開催されていて、瑞穂町の伝統的絹織物「村山大島紬」の展示や、「板締め染色」の道具の展示・紹介もあり、展示に見入ってしまいました。「瑞穂の山車建築」という特別展も開かれていました。
2020年2月20日~3月8日(この期間無休)には、耕心館・けやき館のボランティア製作による「瑞穂のつるし飾り」が展示される予定です。
入館料は無料 (有料の企画展が開催されることもある)、開館時間は午前10時〜午後9時で、第3月曜日 (祝日の場合は開館し、翌日休館) と12月29日〜1月3日が休館日です。
詳しくは、瑞穂町郷土資料館 けやき館のホームページ をご覧ください。
館庭にはニホンオオカミ像が置かれています。江戸時代末期に村人がニホンオオカミを捕え、その時から受け継がれてきたという皮標本や頭蓋骨などを参考にして作られた像です。

耕心館

「けやき館」と敷地がつながる「耕心館」の「母屋の原型は、江戸時代末期の築造で、当時豪農として、その後醤油醸造業、養蚕業が営まれました。現在の2階は、演奏会・展覧会のための整備がなされましたが、養蚕のための家屋構造が確認できます。離れ和室は、大正時代に増築されたもので、特に和室の書院障子の木組みなどは、大正時代の建具の実例として貴重」(耕心館ホームページ より) です。
では、季節ごとに花をつける140種類ほどの山野草等を楽しめます。耕心館ホームページ > 耕心館 > 耕心館外観 > 耕心館 山野草MAP をご覧ください。
くつろぎの間」では、美しい庭園を望み、クラシック音楽を聞きながら、ゆっくりコーヒーやランチを楽しめます。営業時間は10:30~21:00 (ラストオーダー20:30) です。
耕心館の開館時間は10:00〜21:00、休館日は毎月第3月曜日 (祝日の場合は翌日) および年末年始です。

[区間2]  耕心館~六道山公園展望台

耕心館から、日光街道(千人同心街道)を戻ながら信号「狭山神社下」を通りすぎ、左に見える森を回り込むように、細い道に入っていきます。しばらく進むと、2つの鳥居が見えます。「八雲神社」と「浅間神社」の鳥居です。右の鳥居をくぐり、階段(標高差約26メートル)を上ったピークに浅間神社があります。
ここからは、雑木林のなかの尾根道を、ゆるい上り下りをしながら歩きます。いくつか分岐がありますが、標識をきちんと確認しながら歩けば、迷うことはないでしょう。「三角点広場」方向に進みます。
三角点広場からは「出会いの辻」方向に足をすすめ、狭山懸橋(さやまかけばし)を渡ります。
遺跡広場の先が出会いの辻です。ここからは「六道山」方向に向かいます。
右側にサクラの木が並び、芝生の丘が広がり、左側に、「オオタカを守ろう」と書かれた2階建ての掘立小屋が見えてきたら、六道山公園の展望台はすぐです。

八雲神社浅間神社

森への入口に八雲神社があり、浅間神社は急な石段をのぼった山頂に祀られていますが、下記のような歴史がありました。現在のお社は、少し荒れたかんじです。

浅間神社は、宝永5(1708) 年の富士山村と箱根ヶ崎村との帰属争いで、裁判の結果、箱根ヶ崎村のものとなりましたが、八雲神社は、大正7年に元狭山神社に合祀されるまで、山頂の北西下にあり、富士山村の鎮守でした。
[浅間神社の西側に、傾斜が急な木製階段がありますが、] この階段の位置が、おおよそ昔の浅間神社の参道にあたります。参道には男坂と女坂があり、男坂には石の階段があったそうです。山頂には箱根ヶ崎村との境界の道(稜線)があり、古図には「富士山道」と記載され、昭和三十年代まで歩くことが出来ました。
  平成28年3月 東京都・瑞穂町

――現地掲示板より

浅間神社からは東へ、樹々に囲まれた尾根道を歩きます。

三角点広場・狭山懸橋広場・遺跡広場・出会いの辻

標高194.0メートルの一等三角点「高根」がある「三角点広場」をすぎ、切通しを通る学校通り(町道2号線)を狭山懸橋で渡ると「狭山懸橋広場」があります。狭山懸橋の南には、かつて狭山谷という谷戸が広がっていて、この谷には天狗の昔話が伝わっているそうです。

  狭山谷の天狗

 昔むかし、石畑に大変な豪傑がいた。
 ある日この豪傑が、狭山谷へ山仕事に出かけたところ、3人の天狗が話しこんでいるのを見つけた。この豪傑は怖がりもせず、
「わしも仲間に入れてくれ」と話しかけた。
「だめだ、これは天狗だけの話じゃ」と断られてしまった。
 すると豪傑は、いきなり天狗の鼻をもぎ取って自分の鼻にくっつけ、
「どうだ、これでわしも天狗だ、文句はなかろう。」
と胸を張った。
「鼻がないと天狗の世界に戻れないから、返してくれ。」
と何度も頼んだが、この豪傑は天狗の鼻を持ち帰り、家の宝にしてしまったそうな。
  瑞穂町教育委員会

――現地掲示板より

狭山懸橋広場から「六道山」方面に足を進めると、「遺跡広場」とそのすぐ先の「出会いの辻」に差し掛かり、車道が合流してきます。遺跡広場には、こんな説明があります。

 遺跡広場の真下には、六道山西北遺跡があります。そして周辺には東隣に石畑狭山嶺遺跡、南東には六道山遺跡、南西には瑞穂町No.6遺跡やNo.19遺跡があります。これらは、主に縄文時代早期から中期(今から約9,000~3,500年前)にかけて営まれた遺跡で、遺跡広場の周囲約400メートルの範囲内に隣接していることから、互いに関連する一連の遺跡群を形成していると思われます。
 ……当時この一帯は、狩猟・採集を生業とした縄文人の狩猟場であり居住地であった可能性が高いと思われます。……(瑞穂町教育委員会)

――現地掲示板より

「出会いの辻」には榎の大木の根にやさしく包まれた庚申塔が立っています。江戸時代後期の1813年につくられたものです。

この場所は古くから交通の要衝で、……ここで6つの道が交差します。そのため、ここは昔から「六道の辻」と呼ばれていました。「六道山」の名称も、これに由来します。……(瑞穂町教育委員会)


――都立野山北・六道山公園管理所設置の現地掲示板より

六道山公園 展望台

出会いの辻から展望台までのあいだは、公園として整備工事中でした。周辺には、サクラの木が植えられています。展望台は高さが13メートルあり、晴れた日には、富士山、秩父連山、新宿の高層ビル群などを見渡すことができます。
広場には、ベンチや野外ステージ、トイレもあります。

[区間3]  六道山公園展望台~赤坂駐車場/赤坂谷戸

六道山公園展望台から、野外ステージ、トイレへとゆるやかに下っていく尾根道から、「里山民家」方面の道標にしたがい、右へ、谷に向かって雑木林をすすみます。すぐに谷戸の田んぼが見えてきます。田んぼの左側の道でも、右側の道でも、どちらも里山民家へおりていきます。途中、たんぼのあぜ道を通ると、忘れてしまった懐かしい記憶がよみがえります。
里山民家でひと休みしてから、禅昌寺境内の「少飛の塔」を見学しましょう。 禅昌寺正門をからすぐの角を左折し、住宅街をクランク状にすすむと、正面に上り階段が見えます。この階段を登り切ったら、右へ細い道をすすみます。
ここからしばらくは、民家や運動場のあいだの舗装道路を歩きます。地図をよく見て、歩いてください。武蔵村山市 総合運動場第一運動場の広いグラウンドの横を回り込み、梅林の一角を左折すると、そこは自動車が行き交う道路です。道なりに、登り坂をすすむと赤坂駐車場があります。
赤坂駐車場の奥に、「赤坂谷戸」が広がっています。

里山民家

「里山民家」は、野山北・六道山公園「里山体験エリア」の拠点施設として、2000年、周辺の田んぼや雑木林とともに整備されました。里山を満喫できる、楽しいイベントを実施しています。利用時間は 9:00~16:30 (3~9月は17:00まで)、休館日は年末年始です。

予定地は、……不法投棄されたゴミでいっぱいの状況でしたが、関係者の努力により昔の地形などを復元することができました。……
体験施設の中核的な建物である里山民家(主屋)の建築は、現存する民家の移築でなく、現存しない民家を新築復元する手法が採られました。狭山丘陵周辺の民家調査資料をもとに、歴史的、風土的なかたちを踏まえつつ、作業施設としての実用性を鑑みて設計されました。建築様式としては、平面形式が年代設定および実用性から江戸中後期右勝手の喰違四間型で、屋根は武蔵国のうち、この地域
で多く見られた茅葺き入母屋屋根とされています。

――「里山民家15年のあゆみ」©西武・狭山丘陵パートナーズ より

少飛の塔

禅昌寺の境内に「少飛の塔」がたっていて、その脇に碑があり、以下の「建立の趣旨」が書かれています。また、「東京陸軍少年飛行兵学校 配置図」も掲示されています。十代の若者が特攻隊として、帰りの燃料をもたずに飛び立ち、大空に散っていった歴史は、二度とあってはならないと強く思います。

 陸軍少年飛行兵制度は昭和9年2月、第1期生の所沢陸軍飛行学校入校にはじまる。
 陸軍航空の拡充要請により、昭和13年、村山に東京陸軍航空学校が創立され第6期生が入校、さらに大津、大分に陸軍少年飛行兵学校が、また急速養成のため各地に教育隊が設立され、終戦時の第20期生まで4万6千の若鷲が巣立った。
 陸軍航空の操縦・通信・整備の中堅として支那事変、ノモンハン事件を経て大東亜戦争に参加、日本の危急存亡に際して、北に南にと空の第一線に身命を賭して活躍した。そして四百五十余柱の特別攻撃隊員をはじめ、四千五百余柱の若鷲が祖国の安泰と繁栄を念じつつ大空に散華した。いまだ十代の紅顔の少年達であった。
 昭和38年、東京陸軍少年飛行兵学校の跡地に慰霊碑を建立し、以降毎年現地において生存者相集い慰霊の誠を捧げて来たが、このたび永代にわたる供養を念願し、ゆかりの人々の加護のもとにこの地に供養塔を建立することとなった。
 遷座にあたり、英霊の遺勲を偲び、久遠の平和を祈るものである。
 平成2年10月10日
  陸軍少年飛行兵出身者一同 少飛会

――現地・碑文 より

なお、武蔵村山市ホームページ > 観光・イベント > 観光スポット > 武蔵村山市立歴史民俗資料館 > 歴史民俗資料館分館 が東京陸軍少年飛行兵学校跡地の一角に開館し、これまでに市に寄贈された戦争関連資料や当時の様子を伝える記録類をもとに、戦時中の市域や人々の生活の様子の一端を紹介しています。

赤坂駐車場/赤坂谷戸

かつて赤坂谷戸の湿地に生息していたものの、一時期まったく見られなくなっていた希少植物「タコノアシ」を、2008年に泥の中で休眠していた埋土種子から発芽させ、新たに種子を採取することに成功したそうです。
タコノアシは、吸盤のついたタコの足に似た花を咲かせるそうで、環境省や東京都のレッドリストで、準絶滅危惧に指定されています。

[区間4]  赤坂駐車場/赤坂谷戸~村山温泉 かたくりの湯

車道をはさんで、赤坂駐車場の西端の向かい側に、森にはいる山道があります。雑木林のなかを登っていくと平らな場所に出ます。「展望デッキ」です。
展望デッキから、「管理所」方向に進んでいくと、すぐ左手に金網の塀で囲われた建物があり、さらに進むと2棟の建物がありますが、いずれも通り車道をはさんで、赤坂駐車場の西端の向かい側に、森にはいる山道があります。雑木林のなかを登っていくと平らな場所に出ます。「展望台」です。展望台から、「管理所」方向に進んでいくと、すぐ左手に金網の塀で囲われた建物がありますが、目的の建物ではありません。ここから車道を弧をえがいてくだります。「管理事務所」の建物が左手にありますが、ここも通りすぎると、コンクリの建物がだんだん顔をのぞかせてきます。「野山北・六道山公園インフォメーションセンター ( 管理所)」です。
インフォメーションセンターを出て、来た道を戻り、管理所の向かい側の道を「あそびの森」方面へ登ると、すぐ「六地蔵」があります。
六地蔵から「市立野山北公園」方面へ、雑木林のなかを尾根に下ります。すぐに右へ下る道があり、もっと尾根をすすむと広場に出て、ここからも右へ下る道があります。どちらを下っても、合流して同じになります。合流点から下ると谷戸に出ます。この谷戸の南側斜面がカタクリ群生地になっています。この先、プールの裏をすすむと、「かたくりの湯」が見えてきます。

展望台

「エケ入谷戸」の方向に張り出した、ウッドデッキの「展望台」です。野鳥たちのさえずりが聞こえ、谷戸の自然をながめることができます。

都立野山北・六道山公園インフォメーションセンター ( 管理所)

都立野山北・六道山公園の自然などに関する資料やパンフレットがあり、その他、公園に関する情報を教えてもらえます。公園に生息する生き物たちのはく製の展示もあります。

六地蔵

「六地蔵」は4面ある塔で、3面にそれぞれ2体の地蔵のレリーフ(計6体)が彫られ、背面の碑文には、「明治30年8月から11月にかけて赤痢が大流行し、中藤・横田・三ツ木・岸の4ヶ村合せて51人が死亡したので、念仏講中の人びとが供養のために浄財を募金し造立した」と書かれています。

野山北公園 (市立) カタクリ群生地・水バショウ

野山北公園 (市立) 内の谷戸にある「学習田」の南斜面約700平方メートルには、約20,000株のカタクリが自然群生して、3月下旬から4月上旬にかけて、薄紫色の花を咲かせます。学習田の東側には、水バショウが植えられています。カタクリの開花情報は、武蔵村山市の公式フェイスブック同公式ツイッターでご確認ください。

村山温泉 かたくりの湯

地下1,500mより汲み上げた天然温泉です。
和風・洋風風呂やプール、レストラン、リラクゼーションなどがあります。お食事のみの利用もできます。
詳しくは、村山温泉 かたくりの湯のホームページ をご覧ください。

帰 り 方

  • バス停「村山温泉かたくりの湯」(地図番号25) から、武蔵村山市内循環バス(MMシャトル)で多摩モノレール「上北台駅」行きに乗車 (多摩モノレールで立川駅方面へ出られます)。バス停「村山温泉かたくりの湯」からのバスの案内は、Googoleマップ をご覧ください。

  • バス停「村山温泉かたくりの湯」(地図番号25) から、武蔵村山市内循環バス(MMシャトル)で多摩モノレール「玉川上水駅」行きに乗車 (多摩モノレールで立川駅方面、西武拝島線で小平駅方面へ出られます)。バス停「村山温泉かたくりの湯」からのバスの案内は、Googoleマップ をご覧ください。

  • 村山温泉かたくりの湯からバス停「横田」(地図番号26) まで歩き (徒歩15~20分)、バス「立川駅北口」行き、「箱根ヶ崎駅東口」行きに乗車。バス停「横田」からのバスの案内は、Googoleマップ をご覧ください。

  • 村山温泉かたくりの湯からバス停「武蔵村山市役所前」(地図番号27) まで歩き (徒歩15~20分)、バス「立川駅北口」行き、「花小金井駅北口」行き (花小金井駅までの通常所要時間57分) に乗車。バス停「武蔵村山市役所前」からのバスの案内は、Googoleマップ をご覧ください。

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