植木の里:花と緑の安行原を歩く (513)-13km

興禅院の森

[区間4] 安行原自然の森―新郷貝塚―峯ヶ岡八幡神社―見沼代親水公園駅

[区間4] の写真は、[区間4] 安行原自然の森―新郷貝塚―峯ヶ岡八幡神社―見沼代親水公園駅 をご覧ください。

途中の写真は⇒ コチラ

距離短縮のために「安行原の蛇造り」(地図の15) に寄らず、安行原自然の森から新郷貝塚へ直行しました。安行原の蛇造りは毎年5月24日に五穀豊穣、天下泰平、無病息災等を祈願して行う年中行事です。当日午前中に保存会の人たち約30人が藁で全長10mぐらいの蛇を作り、午後から御神木に掛け、最後に保存会の人たちが、蛇造りで出た藁くずを燃やし、その周りを百万遍念仏の数珠をもって回るそうです。

安行原の蛇造り

貝塚は3地点ありました。そこには白い小さなものが点在していましたが、貝の破片が表面に出ているのかどうかは分かりませんでした。

新郷貝塚は、縄文時代後期の主淡貝塚(淡水産の貝を主体とする貝塚) で、……埼玉県を代表する縄文時代後期の貝塚である。
この貝塚は三つの地点からなり、南北150メートル、東西の最大幅120メートルの規模を有している。
縄文時代後期の関東地方は、貝類を中心とする漁撈生活が盛んな時代であり、その頃の社会生活を知る上で貴重な歴史的遺産である。
貝塚の発掘は、最初明治36年に鳥居龍蔵博士によって行われ、更に昭和年代にはいってから3回行われ、この発掘によって3軒の住居跡と多数の遺物が出土している。……

現地の説明版(埼玉県)より
新郷貝塚

途中の写真は⇒ コチラ

新郷若宮公園の出口は道路が斜めに錯綜していて、これから進む方向がわかりにくいので、「途中の写真」に載せた地図を参考にしてください。
峯ヶ岡八幡神社(峯八幡)へは、尾根上を通ります。道の右側から遠くの景色が見られます。
いままで数回横切った埼玉県道・東京都道103号から分岐した峯八幡坂通りとの交差点に来たら、左折し、坂を上りましょう。
坂を上ったところに、入口があります。

坂の途中に川口駅東口行のバス停留所があります。疲れた方は峯ヶ岡八幡神社を参拝して、ここからバスに乗られてもいいでしょう。「途中の写真」にバス時刻表を載せました。かなり頻繁にバスが来るようです

峯八幡
峯八幡

神社の脇から入ると、広い境内の正面に拝殿と本殿が見えます。境内は、川口の自然植生である照葉樹林のおもかげを濃く残している森になっています。鳥居から、長い参道を見下ろせます。

峯ヶ岡八幡神社の祭神は、応神天皇・神功皇后・仲哀天皇の三柱です。
縁起によると、峯八幡は「平安時代、源氏の人々によって開創された」という説と、「平安時代初期に慈覚大師円仁によって開創された」という説があるそうです。
史実によると「峯ヶ岡八幡神社は鎌倉時代に鎌倉の鶴岡八幡宮の社領であった矢古宇郷 (現在の川口市東部から草加市西部に広がる一帯で天慶年間の谷古田領の地域と考えられる) に勧請された八幡宮」です。
詳しくは、峯ヶ岡八幡神社ホームページ をご覧ください。

途中の写真は⇒ コチラ

峯八幡の参道が終わるところに、弁財天と池がありました。
この先で広い峯八幡坂通りにでますが、この道はすぐに細い路地(地図の22)になり、地図の23まで、歩いていて不安になるような路地伝いをします。
巨大なショッピングセンターが見えてきたら、川口市とわかれて草加市になり、すぐに東京都です。見沼代親水公園駅は、もうすぐです。

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