柿生 (かきお) の里と王禅寺を歩く(512)―10km

王禅寺

区間5・区間6の写真は、コチラ をご覧ください。

[区間5]  白山神社を経て、新ゆりグリーンプラザへ

王禅寺ふるさと公園 出口―王禅寺中公園―島田生長の森緑地 入口―島田生長の森緑地 出口―白山神社―むじなが池公園 入口―新ゆりグリーンプラザ商店会

島田生長の森緑地

 王禅寺ふるさと公園 出口を出て、住宅街を歩きます。島田生長の森緑地は、全長200メートルほどの小さい緑地です。

 この森は36年前に植物学者の宮脇 昭博士の指導で造られた。シイ、カシなどの常緑広葉樹を密集して植樹し、自然に生長させたため、うっそうとしていたが、そこに里山ボランティアが入りスッキリした。その参加者のひとりの奥山さんが、近隣の仲間4人を誘って協議会を立ち上げ活動を開始。今では近隣の住民の会員とで維持、改善している。作業は清掃、草刈り、剪定、間伐などで用具は貸し出す。手袋、服装は各自で準備。

ASAO Kumin Reportersトップページ > 取材記事 > 島田生長の森緑地管理運営協議会 より
白山神社
白山神社
白山神社

 白山神社は旧王禅寺村真福寺谷の鎮守で、宝永3(1706) 年の王禅寺村絵図にその名が見られるため、江戸初期には創立していたものと思われます。

 本殿は彫物を多用した総欅 (そうけやき)・素木 (しらき) 造りで、躍動的な獅子や龍の彫刻、仙人や鶴などの彫物でふんだんに飾られています。
 本殿は平成8(1996)年に川崎市重要歴史記念物に指定されています。(現地案内板より要約)

 詳しくは、

 川崎市教育委員会トップページ > 生涯学習・文化財 > かわさきの文化財 > 市内文化財案内 > 文化財さんぽ > 麻生区 > 白山神社

をご覧ください。

[区間6]  茶臼山緑地を経て、柿生駅へ

新ゆりグリーンプラザ商店会―むじなが池―雨水貯水池の周囲を回る歩行者専用道路―急階段を上る―茶臼山緑地(やせ尾根の道)―造立稲荷大明神―柿生駅北口

新ゆりグリーンプラザ商店会
団地の商店街
団地の商店街

 白山神社の前の広い道路から右斜めに、広いけれど土の道が白山神社の奥の森に沿って伸びています。


 やがて左側に、大雨に備えた細長い調整池が見えてきます。道は草が生え、この先を進めるのか、ちょっと不安ですが、調整池に沿って進みましょう。


 歩道橋をくぐると右側にビル群が見え、「SEIYU」や「新ゆりグリーンプラザ商店街」の文字があります。


 トイレもあるので、ここで小休止してもいいでしょう。

(16) むじなが池
むじなが池
むじなが池

 小休止したビルの横に、むじなが池がありました。
 むじなが池は、深い森の中にある、河童が棲みそうなひっそりして神秘的な沼に見えました。池の周辺にむじな(アナグマ)が住んでいたため、この名がついたとのことです。
 池の左側から、奥に小道を分け入っていきましょう。
 団地の脇に出て、また調整池があります。道なりに進んでいきます。
 やがて、普通の道路との十字路に出ます。ここから右へ坂を下り、大通りに出たら左です。

 白山神社脇からこのあたりは道がわかりにくいので、「ガイドマップかわさき」でルートを確認しましょう。

 右を見ながら大通りを進むと、上り階段が見えてきます。この階段を上ります。

茶臼山緑地(やせ尾根の道)

 階段を上りきると、尾根道に出ます。ここから、高圧線の鉄塔と、歩いてきた森が見えます。
 車の通り抜けはできないという表示がある道を進んでいきます。眺望が開け、その先は階段です。階段を上ると細い道路があり、右側は森です。

茶臼山緑地
茶臼山緑地

茶臼山緑地
 旧王禅寺村臼光と道一つ隔てて、旧上麻生村山口の小高いここを茶臼山という。
 慶長19年大阪冬の陣、翌元和元年夏の陣に、徳川家康が大阪城攻略の本陣を天王寺村茶臼山(大阪市天王寺区)においた。後年、家康は江戸幕府に近いこの丘で鷹狩りに興じ、天下人の感慨に耽ったと言われる。
「茶臼山緑地」の伝承である。

現地案内板 より

 細い蛇行する道はやがて下り坂になり、小田急線の電車がひっきりなしに往来する線路際に出ます。
 ここから線路に沿って左に進めば、柿生駅はもうすぐです。

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