サクラと水辺と森を歩く(大和駅~座間駅) (119) -10km

座間谷戸山公園

緑ゆたかな2つの森と2つの公園をめぐります。湧き水にも出会えます。

コースの特徴

「サクラと水辺と森を歩く」10.5kmは、緑ゆたかな2つの森と2つの公園をめぐるコースです。引地川の源流部 (神奈川県大和市)、座間市のおいしい水の水源地、わき水の谷など、きれいな水に触れられます。

、新緑が芽吹き、サクラ芝ザクラ菜の花ニリンソウレンゲなどが咲き、お勧めの季節です。
、森のなかの湧水は冷たく、涼しい木かげを歩くことができます。計55万本のヒマワリが咲くひまわり畑に寄ることもできます。
紅葉が楽しめます。
、森のなかの池に、カモが飛来します。

公園のところは上り下りがあります。泉の森から芹沢公園までの部分、および芹沢公園から座間谷戸山公園までの部分は、平坦ですが、日かげが少ない一般道路を歩きます。途中、東原桜並木を通ります。

コース概要

小田急江ノ島線/相鉄線大和駅➡ふれあいの森入口➡台湾亭➡しらかしの家➡泉の森➡東原桜並木➡芹沢公園➡芹沢公園・芝生の広場➡座間谷戸山公園➡小田急小田原線・座間駅

公園にはトイレが整備されています。ふれあいの森公園を出ると、芹沢公園まで1時間弱のあいだは公共トイレがありません。
近くに厚木米海軍飛行場、海上自衛隊厚木航空基地、米軍キャンプ座間があって、休日は静かですが、平日は低空を編隊を組んで飛行する戦闘機などの爆音に驚かされます。

コースの写真

写真はコチラをクリック ⇒ 119-サクラと水辺と森を歩く:大和駅~座間駅

コース地図をご覧ください。

コース距離です。

ポイント区間距離累計距離
小田急相模原/相鉄線・大和駅 ―  ―
ふれあいの森入口1,000m1,000m
台湾亭480m1,480m
しらかしの家850m2,330m
泉の森出口700m3,030m
東原四丁目交差点=東原桜並木入口1,550m4,580m
芹沢公園入口1,050m5,630m
芝生の広場800m6,430m
谷戸山公園入口2,050m8,480m
谷戸山公園出口1,300m9,780m
小田急小田原線・座間駅720m10,500m

コースの説明

(01) 大和駅

小田急江ノ島線と相鉄線の駅。1993年(平成5年)8月に相鉄線部分が地下化され、駅前広場が整備されました。駅を挟んだ東西のプロムナード(相鉄線地下化の跡地)では、毎月第3土曜日の朝6時から「やまとプロムナード古民具骨董市」(雨天決行) が開かれます。市の日には300以上の店舗が出店し、多くの観光客も訪れ、たいへんな賑わいをみせます。

(03) ふれあいの森

水と緑と花をテーマに施設が整備されていて、3月下旬から4月上旬にかけて、数万株の芝ザクラのピンク色、サクラの花の淡いピンク色、菜の花の黄色が、出迎えてくれます。東名高速道路までが、ふれあいの森です。(公益財団法人大和市スポーツ・よか・みどり財団 > ふれあいの森 参照)

(04) 台湾亭

太平洋戦争中、台湾出身の少年工たちが、大和市の寄宿舎で寝起きしながら、高座海軍工廠(座間市栗原)で戦闘機「雷電」の生産に従事していました。1945年7月30日、台湾亭が建っている場所で、寄宿舎に帰る途中の少年工6人が爆撃にあって死亡する悲劇が起きました。
台湾亭は、終戦後に帰国した元少年工でつくる「台湾高座会」(当時約3千人) と日本に残った元少年工の「在日高座会」(当時約40人) の会員が、「第2の故郷の地に平和と友好のシンボルを」と、約2千万円の工費を出し合い、1997年、大和市に寄贈しました。
なお、階段には「海軍高座工廠」のマークが彫られています。このマークは、碇と前面から見た飛行機とを組み合わせたものです。(参考:大和市文化スポーツ部 国際・男女共同参画課「やまとバーチャル平和祈念館」

(05) 泉の森

1991年に完成した泉の森は、藤沢市鵠沼海岸で相模湾に注ぐ引地川 (全長21.3km) の源流部で、美しい水が湧き出ています。自然林や水源を巧みに生かした「湿性植物園」・「せせらぎ広場」のほか、「野鳥観察デッキ」、「郷土民家園」、「ふれあいキャンプ場」などがあり、これらを散策道が結んでいます。「緑のかけ橋」は、日本最初の木製の斜張橋です。(公益財団法人大和市スポーツ・よか・みどり財団 > 泉の森 参照)

(12) 東原桜並木

畑の潅水路完成を記念して、1953年に、水路沿いに植えられた桜の木が約1kmつづきます。現在は畑は、東芝やニッサン等の工場、巨大なスーパーマーケット等に替わっています。桜の花が咲くときには屋台も出て、にぎわいます。

(15) 芹沢公園

座間のおいしい水の水源地として座間八景に選ばれ、かながわの公園50選にも選定されている公園です。高台にある広々とした「芝生の広場」の周囲には桜の木が植えられています。(座間市トップページ > ようこそ座間へ > 観光 > 座間八景 > 水のみなもと芹沢公園 参考)
公園の谷にあたるところに地下壕の跡があります。第二次世界大戦末期の1944年、座間市栗原の東原一帯と大和市・海老名市の一部にまたがる地域に、本土防衛のための戦闘機「雷電」を組み立てる高座海軍工廠が建設されました。これにあわせて、日々激しさを増していく空襲の被害を避け、工員と操業の安全を図るために、無数の地下壕が、下栗原目久尻川沿いや支流にあたる芹沢川の谷あいの崖面から、硬い赤土の関東ローム層に、人力によって長いトンネルのように掘りぬかれました。これらの中に、地下工場が3か所と地下物資倉庫が十数か所のほか、地下変電所や救護用ベッドを備えた壕もあったと伝えられています。(案内板より)
なお目尻川は、神奈川県相模原市南区相武台団地付近を水源とし、高座郡寒川町で相模川に注ぐ全長19.2kmの川です。芹沢公園から座間谷戸山公園に行く途中、高くて長い橋で目尻川を渡ります。

(21) 座間谷戸山公園

座間谷戸山公園は、縄文時代からの人の暮らしが営まれていた土地です。「自然生態観察公園」として、2002年に全面開園となりました。わきみずの谷には、3月下旬、ニリンソウが可憐な白い花を咲かせます。(座間市トップページ > 市民の方へ > まちづくり・環境 > 緑化・公園 > 市内の公園 > 大きな公園 (谷戸山、芹沢、かにが沢、座間、くつがた、鈴鹿) > 県立座間谷戸山公園 参考)

ハーフコース? それとも、もっと歩きたい?

途中で疲れたかた、ふれあいの森・泉の森でゆっくりしたいかたは、コース地図の (11) 泉の森出口から厚木街道を(A)→(B)で相鉄線・相模大野駅まで1,300mです。

また、芹沢公園から帰りたいというかたは、(A) バス停「北向庚申前」から、小田急小田原線・相武台前駅へ、神奈川中央交通のバスが運行しています(1時間に2本)。

ひまわり畑に寄り道

夏、歩くには暑い時期ですが、例年7月下旬、「ひまわりまつり (栗原会場)」が開催されます。コース地図 (16) と (17) の間から座間総合高等学校に沿って北に進むと、会場です。「座間市ひまわり畑 – ひまわり畑ネット」を参考にしてください。

湧き水に寄る

歩き足りないというかたは、座間谷戸山公園出口を出たら、小さい踏切を渡って、

坂東三十三観音第八番札所である (B)「星谷寺」→(C)「梨の木坂横穴墓群」 (7世紀~8世紀ごろ;残念ながら、フェンスで囲われていて、中をよく見ることはできないようです)→(D)「神井戸湧水」→(E)「根下南湧水

に寄り、小田急小田原線・座間駅で帰るコースはいかがでしょう? そのまま座間駅に行くのにくらべて、プラス1,200mぐらいになります。なお、湧水については、「湧水ざまっぷ:湧水案内図」をご覧ください。

ちょっと立ち寄り

座間駅にやってくる午後3時ごろに営業している呑めるお店は、1軒しかみつけられませんでした。それは、

さか本 そば店
046-256-7006 予約可 神奈川県座間市入谷5-1853

です。大通りからちょっと入った分かりにくい場所にありますが、お蕎麦主体ながらほかのツマミもあり、サービスもいいお店です。蕎麦を食べるだけでも、気楽に入れます。

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