山と海:湘南平と大磯の浜辺を歩く (028)-11km

高来神社⇒高麗山⇒高麗山城堀切⇒八俵山堀切⇒八俵山⇒浅間山⇒テレビ塔⇒高麗山公園(湘南平)

高来神社から高麗山へ

高来神社の裏にまわると、高麗山への2通りの道――男坂と女坂――が分岐する。
神事のとき、重さ200kgの神輿を山頂の大堂へ、男坂を担ぎあげる。女坂しかのぼったことがなくて男坂の様子は分からないが、きっと、一直線に近い急坂になっているのだろう。
女坂も、けっして楽な道ではない。ところどころぬかるんでいるところもあり、雨が降ったあとは滑りやすそうだ
ハイキング用の靴で行かれることをおすすめします。

急な石段を上りきると、広い平らな空間が開けている。かつては高麗権現社の大堂などが建っていた場所だ。
木の間から、海が見える。

室町時代、高麗山は城砦として使われ、北条氏も小田原城と相模平野とを連絡する狼煙台として使用した。その際、城砦の周りに空堀をめぐらした。
高麗山から八俵山に向かう途中に2か所、橋がかかった空堀跡が残っている。

高麗山から八俵山へ

高麗山からは歩きやすい尾根道だ。
途中2か所ある空堀は、傾斜が強く、これなら敵は攻めるのに苦労するだろうと納得する。

八俵山から浅間山への尾根道の南面斜面一帯は、照葉樹林におおわれ下草も少ない、
昔からそのままの森で、タブノキ、スダジイ、ウラジロガシが多いのが特徴だ。
そのほか、カツラの林や、サクラカエデイロハモミジツバキアジサイヤブランをはじめ、春・夏・秋を通して様々な草花が咲き、自然豊かなところである。

八俵山から浅間山へ

森林浴をしながら、たのしい尾根歩き。
その時どきで森の表情が変わり、どの季節に訪れてもちがった発見がありそうだ。

浅間山から下った峠に、大磯駅の北にある高田公園へ下る細い山道がある。当会で実施した2002年例会時は、この山道を下ったが、今回は湘南平新展望台直下から善兵衛池へ下る、歩きやすい下山道を下ることにした。
高田公園コース下山道のところにサンゴジュがあって、秋にはサンゴのような真っ赤な実をつけるそうだが、まだ見たことはない。

湘南平へ上り始めるとすぐ、テレビ塔が大きく目の前に見えてくる。
このあたりから湘南平にかけては、例年3月下旬から4月初め頃はサクラの花が咲き誇る。

湘南平

湘南平は、文字通り「たいら」だ。富士山、箱根の山、丹沢の山、相模湾から太平洋の海。
360度の眺望は、空中に浮かんだ空飛ぶ絨毯に乗って見ているような気分になる。
湘南平の説明は、平塚市トップページ > 観光・文化・スポーツ > 観光 > 観光名所・施設 > 高麗山公園(湘南平)が詳しい。
高麗山公園レストハウス展望台にある「湘南平展望レストランFlat」では食事を食べられ、テイクアウトして屋外で食べることもできる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください