城下町佐倉を歩く:サクラと武家屋敷、国立歴史民俗博物館(102)-5km

    国立歴史民俗博物館

    佐倉城址公園では4月下旬まで、さまざまな品種のサクラが楽しめます。

     佐倉城は1610年(慶長15年)、徳川家康の命によって土井利勝が築城しましたが、明治維新後、取り壊されました。石垣をいっさい用いず、広大だった印旛沼を外堀の一部にし、巨大で深い空堀や土塁、水堀がいまでもよく残っています。この城址公園には50品種・1,100本のサクラが植えられていて、本数は少ないですが、4月中旬から下旬に咲くサクラもあって、長いあいだ楽しめます。

    佐倉城址公園のサクラ

    佐倉城址公園のサクラ

     佐倉城址公園の一角に、国立歴史民俗博物館があります。「民俗」という名称がついているだけに、この博物館は単に歴史的な資料や史料の展示にとどまらず、それが生活のなかでどのように扱われていたかをも、視覚的に分かりやすく展示しています。展示室は6室あって、ぞれぞれ充実していて、きちんと見ていくと、丸1日かかると言っても言い過ぎではありません。手軽に楽しみたい方は、第1室「古代」と第4室「民俗」、第6室「現代」がおすすめです。

    土偶

    土偶

     幕末の藩主だった堀田正睦は老中首席・外国事務総裁となり、ハリスとの日米修好通商条約締結の基礎を築きました。また、蘭学を奨励し、蘭医・佐藤泰然を招いて城下に順天堂を開かせ、学問を奨励するなどしました。安政5(1858)年に建てられた建物の一部が「佐倉順天堂記念館」として残り、当時の医療機器などが展示されています。
    最後の佐倉藩主だった堀田正倫の邸宅・庭園が「旧堀田邸」で、建物内の見学もできます。庭園は2015年に国の名勝に指定され、無料で斜面を利用し、広々とした園内を見学できます。サクラの木もあります。

    旧堀田邸

    旧堀田邸

    旧堀田邸庭園

    旧堀田邸庭園

     静かな武家屋敷通りに沿って、4棟の武家屋敷が見学できます。うち無料で見学できる1軒は、当時の佐倉藩士が書き遺した書物をもとに、そこに登場する植物を植え、武士の生活をうかがうことができます。

    武家屋敷

    武家屋敷

    武屋屋敷の裏庭

    武屋屋敷の裏庭

     武家屋敷から佐倉城址公園に向かうと、すぐ、佐倉サムライの古径 ひよどり坂があります。江戸時代を想像させてくれます。

    ひよどり坂

    ひよどり坂

     佐倉城は小高い丘の上に建てられ、城下町の中心も尾根筋に展開されていて、標高差30メートルぐらいの坂があります。町はコンパクトですが、斜面に沿って坂が曲がりくねっています。2011年の大地震で建物に被害が出て、再建をあきらめた商店もあり、山車を通すために電柱がなく広いメインストリートは、ふだんは寂しい様子です。しかし、10月中旬の金・土・日に催行される「秋祭り」、11月の時代祭りは、夜まで華やかでにぎわいます。

    秋祭りの人形

    秋祭りの人形

    佐倉の町

    佐倉の町

    [コース] 京成線・京成佐倉駅―佐倉市観光協会(地図などもらえます。10:00~)―佐倉市立美術館(無料)―佐倉藩総鎮守 麻賀多神社武家屋敷(入館料:一般210円)―ひよどり坂佐倉城址公園国立歴史民俗博物館(歴博:入館料一般600円)―京成線・京成佐倉駅

    地図をご覧ください。

     

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