水と緑の柳瀬川回廊:秋津駅~清瀬駅(084)

金山調整池

雑木林・土手・野鳥の里を歩く

周辺を雑木林が広がり、野鳥が集う、柳瀬川の土手を歩く12キロメートル弱の平坦なコースです。高度成長の時代に悪臭ただようドブ川になっていた柳瀬川は、かつて「清瀬」という地名の元でもあった、野鳥が集う清流を取り戻しました。また、空堀川の河岸段丘斜面に残る約1.1ヘクタールの雑木林には、カタクリ等の野草や野鳥がいっぱいです。金山調整池から城前橋に至る柳瀬川右岸には桜並木がつづき、滝の城址公園も桜の樹に囲まれていて、春はサクラの薄いピンクが絢爛たる景色を見せてくれます。

JR武蔵野線・新秋津駅西武池袋線・秋津駅―圓福寺-清瀬中里緑地保全地域-柳瀬川回廊(空堀川-せせらぎ公園-清瀬橋・柳瀬川-清瀬金山緑地公園-金山橋-金山調整池-城前橋-滝の城址公園[城山神社・本丸址]-城前橋-川崖線緑地-金山橋)-水天宮-西武池袋線・清瀬駅

歩き疲れた方は、金山橋の近くのバス停「下田[清瀬市]」、あるいは城前橋の近くのバス停「台田団地」から、10分おきぐらいに清瀬駅北口までバスが出ているので、安心です。
また、コースの途中で気にいったところがあったら、そこでのんびりするのもいいでしょう。
なお、城前橋の脇のコンビニ「デイリーヤマザキ 清瀬台田団地店」にはイートインがあって、お店で焼いたパンを売っています。トイレも使わせていただけます。

コースを歩かれた方の感想です:

良いコースだと思いました。
まず、飽きが無いこと。せせらぎには癒されました。
金山公園も変化があり、城山は石垣こそありませんが、堀は深く、実感があります。

柳瀬川回廊は緑がいっぱいでした。

金山公園はまたまた緑が良かったです。

コースの写真は コチラ です。

コース地図をご覧ください。


 

コース距離です。

ポイント 区間距離 累計距離
(01) JR武蔵野線・新秋津駅    
(03) 西武池袋線・秋津駅 632m 632m
(04) 圓福寺 1,100m 1,732m
(09) 清瀬せせらぎ公園トイレ 804m 2,536m
(10) 小金井街道 478m 3,014m
(12) 清瀬金山緑地公園入口(土の道になる) 904m 3,918m
(13) 清瀬金山緑地公園出口 678m 4,596m
(15) 金山調整池 764m 5,360m
(17) 滝の城址公園入口(城前橋) 1,050m 6,410m
(19) 県指定史跡 滝の城跡 471m 6,881m
(20) 滝の城址公園(いちばん奥) 633m 7,514m
(21) 滝の城址公園出口(城前橋) 593m 8,107m
(24) 金山橋南 1,400m 9,507m
(27) 水天宮参道入口 1,210m 10,717m
(29) 西武池袋線・清瀬駅 1,080m 11,797m

 

コースの説明

JR武蔵野線・新秋津駅からは、古くから「秋津のお不動様」と呼ばれていた秋津神社(02)をお参りして西武池袋線・秋津駅に向かいましょう。平日の午前9時ごろ通りかかった秋津神社の境内では、30人ぐらいが太極拳の練習をしていました。
興味のある方は、人の流れに身をまかせ、両側を立ち飲みをふくめて居酒屋がびっちり並ぶ300メートルほどの狭い道を通っていってもいいでしょう。こんなに飲み屋さんがたくさんあったら、武蔵野線と西武線の乗り継ぎに、どれだけ時間がかかるか心配です。

余計な心配はやめて、西武池袋線の踏切を越え、しらうめ幼稚園の前を過ぎ、お地蔵さんがいるYの字をまっすぐに行くと、左側は畑です。その先、薬師橋の正面に大きなブロンズの仁王像が立ちはだかっているのは、曹洞宗大醫山圓福寺(04)です。薬師橋で渡った空堀川(05)をのぞき込むと、きれいな流れを泳いでいる小魚の群れが見えます。空堀川の源流は、狭山丘陵の野山北公園。これから行く清瀬橋の手前で柳瀬川に合流します。柳瀬川は志木で新河岸川に合流し、新河岸川は岩淵で隅田川に合流して東京湾に流れ込んでいきます。
圓福寺には、「何事も無駄にならず、何か行動すれば必ずためになる」という励ましのありがたい教訓の昔話が残っているそうです清瀬市公式ホームページ > 清瀬市について> 清瀬市ガイド > 歴史・文化 > きよせの民話 > くろくわ和尚)。また、ここには「びわかけの松」という昔話もあります清瀬市公式ホームページ > 清瀬市について> > 清瀬市ガイド > 歴史・文化 > きよせの民話 > びわかけの松)

空堀川に沿って歩くと見えてくる雑木林の手前を右折し、坂を少し上った左側の電柱の横に入口があります。東京都の緑地保全地域に指定されている「清瀬中里緑地保全地域A地区(07)です。ここは空堀川に面した河岸段丘斜面で、コナラクヌギの雑木林があります。春にはカタクリの花が咲き、野鳥の鳴き声が聞こえます清瀬市公式ホームページ > 清瀬中里緑地保全地域)。保全地域のなかはきれいに整備された土の道で、別世界のなかに入ったようです。道なりにすすんでいくと、空堀川に面した遊歩道への出口があります。

明治薬科大学を対岸に見ながら空堀川に沿って進むと、石田橋のところに小さな流れの「せせらぎ公園(09)があります。この流れに沿った散策路をあるき、小学校をすぎたところに学習管理棟があります。ここにはトイレもあり、小さな池もあって休憩できます。
休憩をして歩き出すとすぐに、「清瀬中里緑地保全地域B地区」に入る小道があります。この雑木林には、3月末から4月初めにかけて、カタクリヒロハノアマナ(環境省レッドリストの絶滅危惧II類)の花が咲きます。さらに、せせらぎに沿って歩くと、ホタルを育てている場所もあります。かつてあった武蔵野の雑木林は、こんなところだったのでしょう。

小金井街道にぶつかり清瀬橋にさしかかると、視界が開けます。柳瀬川は、かつては生活、排水が流れ込み、ゴミなども多く、悪臭がただよう川になっていましたが、1981年に清瀬水再生センターが運転を開始し、さらに地元の方たちなどによる地道な清掃によって、水質改善が進み、釣りを楽しむ人や、川遊びをする姿が見られるほど、きれいな川になりました。気分が晴れ晴れとする土手歩きです。
土手を歩いていると、いつの間にか清瀬金山緑地公園(12)。広い園内には、ケヤキクスノキコナラエゴノキウツギヤマハギなど約9,800本の樹木とクマザサや各種の野草が植えられているそうです。初春には日本スイセンが咲き乱れます。小さな流れではホタルの養殖も行い、池のまわりの湿地帯にはハナショウブが植えられています。ここまでで、約5キロメートルです。疲れた方は、この公園と、道路をはさんで反対側にある清瀬金山調節池のまわりでのんびりして、近くのバス停「下田[清瀬市]」から西武バスで清瀬駅北口へと帰られるのも、おすすめです。
このあたり左手に、真っ白で大きな像が見えます。これは東福寺の守護観音像(14)です。

金山調節池(15)は、洪水対策を目的に整備されたものです。調節池の中心には、湧き水を利用した観賞池があり、小さな島が浮かんでいます。この島や調節池の周囲にはコナラソメイヨシノなどの高木、ベニカナメモチサザンカなどの中木、キリシマツツジサツキなどの低木約1万数千本が植えられていて、春の新緑から秋の紅葉まで楽しめます。野鳥たちが集まり、望遠レンズを構えたマニアたちが撮影しようと待ち構えています。

JR武蔵野線の高架を走る電車や貨物列車が見えてくると、滝の城址公園(17)です。公園の西北の高台に、「滝の城(滝之城, 瀧之城)」(別名、本郷城)という城のあとがのこっています。この城の記録は残っておらず、詳細はわからないようです。いまは城山神社が建っている城の跡(19)に立つと遠くまで見渡すことができ、周囲には、本丸跡を中心に二の丸・三の丸などの曲輪や物見櫓、複雑に張り巡らされた空堀などの跡がよく残っています。滝の城跡の様子は、これまでに行われた発掘調査の報告(「埼玉県指定史跡 滝の城跡:発掘調査概報」(所沢市教育委員会 文化財保護課、平成 30 年 3 月 30 日発行、https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/iitokoro/enjoy/bunkakyoyo/bunkazai/kenshiteibunkazai/bunzai_20100126153048508.files/takinojogaiho.pdf))で知ることができます
城跡を見て、滝の城址公園を散策して城前橋に戻ってくると、約8キロメートルの歩行距離になります。このあたりで帰ろうかという方は、近くにあるバス停「台団地」から清瀬駅まで10分おきぐらいにバスが出ています(地図参照)

清瀬駅までの帰り道、日枝神社・水天宮(27・28)に寄ってみましょう。清瀬市の指定有形文化財である日枝神社の本殿や不動明王立像、三猿の石灯籠、市の天然記念物で樹齢四百年の杉の古木などがあります。毎年7月15日近くの日曜日には、戦国時代に武将北条氏照が武運長久を願って舞わせたのが始まりといわれる「清戸の獅子舞」が、荘厳に行われるそうです。
日枝神社と水天宮の参道に面した道路は志木街道です。街道の両側はケヤキ並木になっていて、大きな蔵がたくさん残り、歴史を感じさせてくれます。清瀬駅北口(29)に向かう道の左清瀬駅側には畑が広がっていました。

ちょっと立ち寄り。

なんと言っても、清瀬駅南口にある「みゆき食堂」です。

 

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