生田緑地と東高根森林公園(向ケ丘遊園駅~久地駅) (122)

とんもり谷戸

樹が生い茂る、2つの小山にハイキング。森林浴を楽しもう。

緑と水がきれいな約9kmのハイキングです。距離は短いけれど、標高差50mの登りなど、3回ののぼりおりがあります。道は整備されているので、森林浴を楽しみながら、ゆっくり歩きましょう。

生田緑地では、季節の移り変わりとともに、ウメサクラツツジアジサイ花ショウブ紅葉などが楽しめます。また、《太陽の塔》を中心に岡本の活動を紹介する「川崎市岡本太郎美術館」、江戸時代の民家など25の文化財建造物を移築・展示してある「川崎市立日本民家園」、プラネタリウムや自然体験ができる「かわさき宙(そら)と緑の科学館」等があって、ここだけでも1日をたっぷり楽しめます。各ポイントの詳しい説明は、それぞれのリンク先をご覧ください。

県立東高根森林公園の「古代芝生広場」になっている場所は、昭和40年代、住宅地開発の際、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた竪穴住居跡が発見されました。また、その周囲のシラカシ林(推定樹齢150~200年)は学術上、非常に価値の高い植物群落です。神奈川県は、集落跡とシラカシ林を保護するためにこの一帯を県立都市公園として整備しました。
ここには、クヌギ・コナラ林もあります。ケヤキ広場では、春になると清流沿いにウメサンシュユの木が花開きます。花ショウブアヤメだけでなく、湿地や水辺を好む草花が四季折々に見られる湿生植物園は、弥生時代の水田跡と自然水を利用した湿田です。古代植物園では、縄文時代から平安時代の衣食住にかかわってきた主な植物84種が見られます。夏になると花がきれいなユリ園では、さまざまなユリや野草(タチツボスミレアズマイチゲニリンソウ他)が見られます。

小田急線・向ヶ丘遊園駅南口 ⇒ 生田緑地入口 ⇒ 戸隠不動尊跡地 ⇒ 枡形山 ⇒ 岡本太郎美術館 ⇒ 梅園 ⇒ つつじ山 ⇒ おし沼広場(やまぶき公園) ⇒ おもい出のうたのこみち(水生植物鑑賞池) ⇒ 初山広場 ⇒ とんもり谷戸 ⇒ 平瀬川沿い ⇒ 東高根森林公園入口 ⇒ 東高根遺跡 (古代芝生広場) ⇒ 松壽弁財天 ⇒ JR南武線・久地駅(累積標高差168m)

 このコースの「平瀬川沿い」に歩く約2km区間は、きれいな景色を見られるわけでもなく、舗装道路をただ歩くだけで、退屈されるかもしれません。その場合は、バス停「初山」からバス停「森林公園」まで、頻繁に通っている川崎市営バスに乗車するのもいいでしょう。(「ハーフコース? それとも、もっと歩きたい?」の項で、バリエーションコースを紹介いたします)

コースの写真は、⇒ 122-生田緑地と東高根森林公園(向ケ丘遊園駅~久地駅) をご覧ください。

コース地図をご覧ください。


 [クイズ ] 生田緑地の西側(川崎国際生田緑地ゴルフ場)のところにある線路は、何線でしょう?(ヒントは、「コースの説明」にあります)

ピンク色の線がメインコース。
青色の線は、バス乗車可能区間。
赤色の線は、バリエーションコース。

コース距離です。

ポイント 区間距離 累計距離
向ヶ丘遊園駅(標高約30m)    
戸隠不動尊跡への登り口 858m 858m
枡形城跡(標高84m) 337m 1,195m
岡本太郎美術館(標高50m) 882m 2,077m
おし沼広場(標高95m→65m) 749m 2,826m
初山広場(標高35m) 564m 3,390m
とんもり谷戸湧水地入口 345m 3,735m
遊水地を一周してとんもり谷戸 382m 4,117m
東高根森林公園パークセンター (標高22m) 2,400m 6,517m
東高根遺跡(古代芝生広場;標高50m) 561m 7,078m
東高根公園出口 362m 7,440m
 久地駅(標高約20m) 1,450m 8,890m
さらに宿河原駅まで約+2kmのコース 区間距離 累計距離
松壽弁財天    
崖下の路地 314m 314m
上宿地蔵尊  1,390m 1,704m
宿河原駅  733m 2,437m

コースの説明

(01) 向ヶ丘遊園駅  1927(昭和2)年に小田急線の開通と同時にできた駅で、同時に開園した向ヶ丘遊園とのあいだに豆列車が運行していました。1966(昭和41)年から、豆列車に代わってモノレールが運行し、向ヶ丘遊園はバラ苑や大観覧車などの遊戯施設で親しまれてきましたが、2002(平成14)年に閉園。その後、川崎市が園内バラ苑の管理を引き継ぎ、「生田緑地ばら園」として、春と秋(5月中旬ごろと10月中旬ごろ)に有料で一般公開されています。

(03戸隠不動尊跡  1927(昭和2)年秋、お堂が建てられ、かつて信州戸隠神社・実道院にあった不動明王と二童子が祀られ、3年後に本堂が建立されました。1965(昭和40)年、武相不動尊霊28札所の第26番札所となり、多くの参詣者が訪れましたが、1993(平成5)年冬、焼失してしまいました。いま、参道入口から跡地まで両側を木々に囲まれた石畳の道がつづき、秋にはナナカマドや紅葉が目を楽しませてくれます。ここから枡形城跡まで、急坂をのぼる遊歩道です。

(04) 枡形城跡  標高84m、周囲を崖に囲まれた枡形山の山頂に、源頼朝が鎌倉に幕府を開いたころ、稲毛三郎重成が城を構えました。現在は枡形山広場として整備され、四囲を見渡せる展望台からは奥多摩の山並みや新宿の高層ビル群などを見えます。

ところで、生田緑地(川崎国際生田緑地ゴルフ場)の地下に鉄道トンネルが掘られています。これは、JR武蔵野線の線路で通称「武蔵野南線」呼ばれ、鶴見駅 (実質は新鶴見信号場) – 府中本町駅間を結んでいて、1976年に開業しました。貨物列車(旅客列車は「ホリデー快速鎌倉」号などの臨時列車のみ)が運行し、東海道本線方面と東北本線方面を結ぶ貨物輸送の大動脈となっています。

(11おし沼広場  生田緑地をつつじ山から一般道まで下りてきた正面が、おし沼広場です。一般道を数メートル左にまわりこんだところに、広場に上れる細い道があり、少し進むと富士山が見えるポイントがあります。この広場は未整備なので、元きた道を引き返しましょう。

(12)~(16) とんもり谷戸  地元では古くから「飛森谷戸」と呼ばれ、川崎国際生田緑地ゴルフ場に隣接する正八幡社跡地&おもい出のうたのこみちがある「やすらぎの森」からなる雑木林と、 ゴルフ場内にある滝沢の池(初山の池)から流れ出る用水路(とんもり川)とから形成されている場所です。(飛森谷戸の自然を守る会HP より)

ハーフコース? それとも、もっと歩きたい?

生田緑地で施設を見学するので、コースを短縮したい方

コース地図の(A)~(B)をバスに乗車。溝の口行きのバスが、頻繁に走っています。

平瀬川沿いの道はつまらなそうなのでバスに乗りたいが、そうすると歩く距離が短すぎるという方

(26)「松壽弁財天」の北側の崖を階段で下り、二ヶ領用水に沿ってJR南武線・宿河原駅まで歩く。このコースをまだ実際に歩いていないのですが、用水の両側が桜並木になっていて、春はサクラの名所(宿河原の桜)です。多摩川から取水し、川崎領と稲毛領の2つの領を灌漑する二ヶ領用水は、徳川家康が小泉次大夫に命じて1611(慶長16)年に完成し、これによって新田開発が進み、一帯では上質な米を産出できるようになりました。(小泉次大夫については、「狛江・古墳めぐり(200)」の「コースの説明」にある「六郷用水」「次大夫堀(じだゆうぼり)公園」の項を参照)

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